解体工事の前にもお祓いは必要? その意味とポイントを解説

 


家を建てる時は「地鎮祭」を行うことがあります。更地になった建設現場で、神主が祝詞をあげている場面を見たことがある方もいるでしょう。そして実は、家の解体工事を行う際にもお祓いの儀式を行うことがあるのをご存知でしょうか。今回は、解体工事におけるお祓いの知識をご紹介します。




■解体工事の際のお祓いは、工事の安全を祈る儀式



建物を建てる時に行う地鎮祭は、土地を守る神々に工事の安全を祈願するために行うものです。それに対し、解体工事をする際に行うのは「解体清祓い(かいたいきよはらい)」といいます。これは、その建物で平穏無事に暮らせたことを守り神に感謝し、解体の許可を得るとともに、解体工事の安全を祈願する儀式です。


また、「魂抜き」という儀式を行うこともあります。八百万の神という言葉があるように、日本では昔から「万物には魂(神)が宿る」と考えられてきました。そのため、神棚や仏壇を壊したり移動したりする際には「魂抜き」を行い、魂の宿った状態から「ただの物」に戻して作業するのです。さらに、解体する家に井戸がある場合は、「井戸埋清祓(埋井祭)」いうお祓いを行うこともあります。


このような儀式は、絶対に行わなければならないものではなく、最近は実施する方も少なくなってきました。とはいえ、行わないと不安を感じる方がいるのも確かです。長年暮らしてきたお家への感謝やお別れのために行えば、気持ちがすっきりするかもしれません。施工業者も、安心して作業に取りかかれるでしょう。


ちなみに、これらの儀式を行っておくと、万が一事故などが発生した時に「お祓いをしたのだから決して呪いではない。工事に問題があったのだ」と冷静に考えられるというメリットもあります。話がおかしな方向に進むのを防ぐ意味でも、お祓いは有効だといえるでしょう。




■お祓いの儀式を行う際のポイントと費用



次は、お祓いの儀式を行う際のポイントを見ていきましょう。お祓いは、神社の神主や宮司に依頼するのが一般的です。魂抜きは、神棚ならやはり神社に、仏壇ならお寺の僧侶に依頼します。供物として白米、日本酒、粗塩、水などを用意する必要がある他、神主・僧侶に謝礼金や交通費(お車代)をお渡しする必要があるため、総額で5万円程度かかると考えておきましょう。


また、儀式にかかる時間は規模によって異なりますが、30分~60分程度です。タイミングは解体工事の少し前、どれだけ遅くとも前日までに行うのが望ましいでしょう。神社やお寺、参列者にも都合がありますから、早めに相談しておくのがおすすめです。


なお、当日の服装は特に決まっていません。正装である必要はありませんが、仮にも神聖な儀式ですから、ある程度は身なりに気を使った方がいいでしょう。サンダルや派手な服装、露出の多い服装などは避け、落ち着いた服装で臨むのがベストです。しっかり計画を立てて、長年住んだ家に心から感謝を伝えてください。



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