一般家屋にも使われている? 解体時に気をつけたいアスベストの知識

 


みなさんは、アスベストという物質をご存知でしょうか。これは古い建物に使われている可能性のある物質で、人体にとっては有害なものです。ご自宅の解体工事の際は、アスベストによる被害に十分注意しなければなりません。今回はアスベストの危険性や、使用されている可能性が高い家の判別方法、そして解体時の対処法を紹介します。




■アスベストは発がん性のある危険な物質



アスベストは無機繊維状鉱物の総称で、蛇紋石や角閃石が繊維状に変形した鉱石です。日本語では石綿と呼ばれ、文字通り綿が固まったかのような姿をしています。その性質はまさに万能といってよく、断熱性・耐火性・防音性・防カビ性・保温性・保冷性など、あらゆる面が優秀。かつては奇跡の鉱物とまで呼ばれ、1970年代〜1990年代には多くの建物に使われました。


しかし現在、アスベストの使用は禁止されています。なぜなら、アスベストは発がん性のある危険な物質であることがわかったからです。アスベストの繊維1本の大きさは、直径0.02~0.35 μm程度。実に髪の毛の5,000分の1にすぎません。そのため、空中に飛散すると簡単に体内に侵入してしまうのです。


アスベストの繊維が肺に蓄積されれば、石綿肺(アスベスト症)や胸膜プラーク、肺がん、悪性中皮腫といった病気を引き起こします。実際に、アスベスト製品の生産工場や建設現場では、多くの健康被害が発生。日本はもちろん、世界各国で訴訟に発展しました。現存する建物にもアスベストが使用されている可能性は十分あり、解体工事の際には注意が必要です。




■古い家は、アスベストが使われている可能性が高い



それでは実際のところ、自宅にアスベストが使われているかどうかは、どのように確認すればいいのでしょうか。まず、残念ながら外見からの判断はできません。そのため、築年数を基準に考えるのが基本です。


日本では、アスベストの規制がだんだんと強められてきた歴史があります。1975年には、5重量%を超えるアスベストの吹き付けが原則禁止に。1995年には基準が1重量%に引き上げられ、2004年には1重量%を超える10品目のアスベスト製品が禁止されました。そして2006年には、特定分野を除いて全面禁止となったのです。


したがって、築年数が古ければ古いほど、アスベストが使用されている可能性は高くなります。特に使用されている可能性が高いのは、屋根・天井・壁・床・台所・浴室などです。こういった部分の解体は、より慎重に行わなければなりません。



また、アスベストが含まれている可能性のある家を解体する場合は、労働基準監督署長や都道府県知事に対し、届出を行う必要があります。さらに、近隣へも周知しつつ、アスベストが飛散しないように配慮しなければなりません。家の解体は、こういったルールをしっかりと守り、なおかつ有害物質の収集・運搬が可能な業者に依頼するようにしましょう。



栃木県塩谷郡の椿解体では、各種解体工事を手がけています。栃木県内でも珍しい、特別管理産業廃棄物処理業の許可を取得しており、アスベストなどの有害物の収集・運搬も対応可能です。熟練の職人がどんな構造物でも解体しますので、空き家を更地にしたい時は弊社にお任せください!